マイホーム購入で数百万円損する「罠」とは? 2

最初のミッションは、広告から「知らずに買うと数百万円損する罠」を見抜くものだ。下の広告を見てほしい。この広告は、購入後に数百万円もの損をする典型的な事例なのだが、どこに「罠」が潜んでいるのだろうか? まずはヒントなしで、考えていただきたい。

いかがだっただろうか。この広告だけから罠を見抜けた人は、本当に不動産に詳しい、ごく一部の読者に限られるのではないだろうか。ほとんどの人は、なんのことだかさっぱりわからない、と感じたはずだ。

そこで、マイホーム購入を検討する、比較的不動産に詳しくない読者のために、ヒントを出そうと思う。実はこの物件、「住宅ローン減税」が受けられないのだ。

住宅の購入動機として、いつも上位にあるのが「税制の優遇があるから」。特に、「住宅ローン減税」を受けられるから住宅を購入するという方は非常に多い。
「住宅ローン減税」とは、住宅の購入に際し借り入れた住宅ローンの年末残高に対して、1%もの金額が10年間にわたり、所得税から控除されるもの。仮に、3000万円のローンを借りた場合には、年間最大30万円×10年間で、合計300万円もの税金が控除されることになる。

この減税が受けられないとしたら、本当に痛手だ。

では、なぜこの物件は住宅ローン減税が受けられないのだろうか。「住宅ローン減税」を受けるために必要な住宅の条件は、下の表のとおり。この中で、もっともわかりやすいポイントは、1.床面積が50平方メートル以上必要であること、2.築年数が一定年数以下であること――である。

では、先ほどの不動産広告を再度掲載するので、どの条件に引っ掛かって「住宅ローン減税」を受けられないのか、もう一度考えてみてほしい。